続・あまりきらきらしていない花嫁のための結婚式BGM集
真夏のピークが去った…
と感傷的な気持ちになっていたところ君は戻ってきた。今日はじりじりと焦げるように暑かった。勘弁してくれ。
フジファブリック 「若者のすべて」 Live at ryogoku kokugikan
私はこの歌い出しで瞬時に高校生の夏(もっとピンポイントに言うなら模試の会場)にトリップできる。聴くと、言葉にできないある時点の感情が蘇る。音楽の重要な機能だと思います。
というわけで式のBGM集の記録のつづきです。
きっと、何年経っても思い出すんだろうな。
【披露宴の歓談中】
♪幸福論(single ver.) /椎名林檎
君が其処に生きてるという真実だけで幸福なのです
デビュー作にして達観している。じゃかじゃかした悦楽編ばかり聴いてたんですが、こっちのが好き。
♪幸せな結末/大瀧詠一
しみじみと良い…。YouTube、あやうく誰かが歌ってるのを貼り付けそうになってしまった。いくら歌うまい人でも、本人じゃないとなんかちがうんだよね。
♪ココロノセカイ/青葉市子
この人の歌声で包まれるとそれはそれは、ほわっと会場ごと数センチ浮くような心地よさ。
大衆的でありつつかなり個人的な音楽性により、BGMとしてスピッツにはだいぶお世話になりましたが、中でも特に好きな一曲。
誰彼 すき間を抜けて おかしな秘密の場所へ
君と行くのさ 迷わずに
「おかしな秘密の場所」てのがたまらない。
♪Iwai/ペトロールズ
【作業用BGM】 Petrolz -ペロトールズ- pt.02 【compilation mix 39min】※再UP
どれもこれもかっこよいんだけど7曲目。
結婚式へのあこがれは強い方ではなかったけど、この曲を流したい!とはずっと思っていた。しかしペロトールズとは…誰。正しくはペトロールズ。
♪風をあつめて/はっぴいえんど
夏だし。風をあつめて蒼空を翔けたかったので。
♪Here,There And Every Where/The Beatles
The Beatles - Here, There And Everywhere
繊細で美しいメロディー。私は英語の意味をあまり気にしていないから実は別れの歌だとかトラップが多いけどこれは歌詞もばっちりで安心しました。
♪近未来/奥田民生
よくわかんないけど何かが始まるっぽい!という曲。これは4分くらいだけど、40枚弱写真を流すとけっこうサクっと終わる印象だったので、じっくり流したい人は5分くらいの曲がいいんだろうな。
【エンドロールムービー】
♪運命の人/スピッツ
自力で見つけよう 神様
この一文、人前式っぽいではないか。
挙式スタイル、われわれは人前式を選びました。私はなんとなく「チカイマスカ?「誓います」って教会式をやるんだろうと思っていましたが、彼は普段全然キリスト教徒じゃないのに急に十字架に誓うのはしっくりこないと言っていて、たしかに!と納得したのでした。ただこのMVからして、単純な愛の歌ではなさそう。
【二次会・入場】
♪マシマロ/奥田民生
もちろん、マシマロは関係ない。
【二次会・歓談中】なんとなく夜っぽい曲はこちらに回しました。
♪東京/くるり
彼がギターを練習していたので懐かしい。ふたりとも東京近郊出身だけどさ。
♪ベガ/キセル
KICELL(キセル) - ベガ @ KAIKOO POPWAVE FESTIVAL'10
油断すると泣いてしまうやつ。大切な歌です。
この道を 行けば真っ直ぐに 相変わらず 君に会えるなんて
かた結びで ほどけないよ 後戻り出来ないね
♪スピカ/スピッツ
幸せは途切れながらも続くのです
このフレーズでいちころですね。
♪幸せな話/ミツメ
まどろみの中でぽつりぽつりと話してるような。そんな時間がいちばん幸せなのかも。
♪1998/lamp
ゆったりと星が瞬いている感じ。良い夜に。
そしてなにがびっくりって2018年発表のMVだってこと…
♪生まれ変わり/星野源
コーラスが入るとこや転調でぐっっっときてしまう。
何度も何度も繋いだ手が
いつまでも輝けばいいな
♪Just the two of us/Grover Washington Jr
Grover Washington Jr - Just the two of us
何回かライブでやったこともあり懐かしい。いつもイントロをミスしそうでひやひやしてました。夜っぽい。オトナの。
♪君は僕を好きかい/The ピーズ
Theピーズ 君は僕を好きかい 2005.04.16at紅布
絶対好きなのはわかってたけど下品なタイトルの曲が多くてなかなか手に取れなかったピーズ。社会人になってから聴き始めたけど案の定好きでした。上品な嘘つきより下品でも嘘がない人のが良い。や、程度によるか。
♪我に返るスキマを埋めろ/TOMOVSKY
バンドで演奏して大好きになった曲。最高です。宴だもの、我に返ってるヒマなんてない。にしてもこの双子を育てた大木兄弟の親の顔が見てみたいよ。
【お開き】
♪透明人間/東京事変
ハッピーなエンディング感。
またあなたに逢えるのを楽しみに待って
さようなら-!
あまりきらきらしていない花嫁のための結婚式BGM集
♪べいびーあいらぶゆ、あいらぶゆ、あいらぶゆ…
友人の結婚式でよく耳にしました。
どんなひとが歌ってるのか知らないんですが、たぶん茶髪ロングヘアのきらきらしたおねえさんが歌ってるはず。ハッピーで華やかな雰囲気になる曲ではあるが、趣味はふた集め(昨日の記事参照)とか言っている私がこのBGMで登場するってのは想像できん…
というわけで今回は、地味に迷う!結婚式BGMについて書こうと思います。
そもそもバンドサークルで出会った我々。式場から最初にアンケートで式のこだわりポイントについて聞かれたとき「料理」とかの選択肢より「BGM」を上位に選んでいました。式場おまかせでも問題ないけど、自分たちらしい空間をつくるためにはかなり重要ですよね。なにより自分たちがテンション上がる。
カタカナでいうならゴージャスよりナチュラルな、属性でいうなら20代女性よりおじさんみ強めな選曲になりました。よかったらどうぞ。
【披露宴ゲスト入場】
♪あなたのとりこ/シルヴィ・バルタン
彼チョイス。私はウォーターボーイズで使用されていたのが印象的で水しぶきのさわやかなイメージがついているがベタベタなラブソングだった。
♪天使が降りたつまえに/七尾旅人
とてもやさしい歌。
天使とは我がベイビーか。
♪青春狂走曲/サニーデイ・サービス
はじめて一緒にあそんだ夏祭りのライブイベントで聴いた曲。
♪長く短い祭/椎名林檎
宴は祭。「みんな銘々取りゞの衣裳 奔放な命を被ふ化粧 隠すまじ我らは夏よ」とか披露宴っぽい。
【新郎新婦入場】
Puffyではなくあくまでセルフカバー版。ずんずん行進できそう。MVがおちゃめ。ある意味ウエディングドレスだってコスプレだしね。
【乾杯】
♪Rocks Off/The Rolling Stones
サークルが洋楽寄りだったこともありこうなった。歌詞じゃないね、ノリですね。
私は ♪OB-LA-DI,OB-LA-DA/The Beatles 推しだったが、たしかにこれも楽しくてよい。
Rolling Stones - Rocks Off (1972)
【ケーキカット】
♪Sugar Baby Love/The Rubettes
甘そうだから。
The Rubettes - Sugar Baby Love
【新婦中座】
♪渚のアデリーヌ/Richard Clayderman
歯医者とかでかかってるピアノの曲。一緒に退場する母が好きだと言っていたから。
【再入場】
名前に起因する。
【ブッフェ&各卓ラウンド】
♪Fire/Jimi Hendrix Experience
炎のギタリスト、ジミヘン。火を使った演出があったので選ばれました。
♪To Feel The Fire/Stevie Wonder
炎つながりとのこと。CMなつかしい。数年前ワンオクがカバーしたらしく、本家を聴いて「知らない外人がカバーしてる!?」と勘違いしたワンオクファン続出ってまとめ記事があった。ちょっとおもしろい。
"To Feel The Fire"-Stevie Wonder 和訳
♪愛の賛歌/Edith Piaf
いちおうフランス料理だし、高級な食事感出そう。
♪Decorate/トクマルシューゴ
トクマルさんの曲は緑の多いナチュラル系ウエディングに合う曲が多い。森の小動物たちがわいわいかちゃがちゃパーティーしてるみたいな。
♪ロマンチック/土岐麻子
キリンジ提供曲。ふわっと甘くかわいらしい。
【手紙】
♪Your Song/Elton John
私史上一番古い記憶にある、めっちゃいいな~と思った曲。たしか幼稚園くらいのとき、菅野美穂がイグアナの娘だとかいう無茶苦茶な設定のドラマの主題歌になってたんですよね。
【両親へ記念品贈呈】
♪Goodbye Yellow Brick Road/Elton John
手紙からつながった場面ということでエルトンジョンがつづく。これまた崇高なメロディーだ…ぞわっとする。
歌詞は意味深な感じだけど、これから新しい道に進みますって決意表明と捉えました。
Elton John - Goodbye Yellow Brick Road
【お開き】
♪イージュー★ライダー/奥田民生
この歌詞がすべて。退屈ならそれもまたグー、なんて最高なんだ。
【送賓】
イントロではっとする名曲。輝く海が見える。
♪ありがとう/井上陽水奥田民生
絶対使いたかった(ほんとは演奏したかった)曲。「近い人 遠い人 やさしい人 つめたい人 好きな人 イヤな人 みんな みんな ありがとう Yeah!」っておおざっぱすぎるけど的確すぎる。
♪YOU AND ME/キリンジ
最後はしんみりもせず浮かれすぎず、フラットに2人の生活が続いていくようなイメージのこれ。
長くなってしまった。
楽しかったから続けるかもしれません。
DIY沼にはまりゆく花嫁の話-ふたマップ編
下を向いて歩こう
涙がこぼれおちるように
砂にまみれたマンホールの蓋が涙で洗われその姿を現したとき
君はマンホールの、そしてこの街の
素晴らしさに気付くことができるだろう
とは誰の言葉だったか。言ってないか。
でもこの引用の書式にすると何でももっともらしい体裁になるもんだ。
マンホール鑑賞。
近年マンホールカードだとか自治体で作成されてたりテレビでとりあげられたり、
すっかり国民的な趣味となりました。ね。
よーく見ると、結構凝ったデザイン多いんです。
私は6年前くらいに岡山駅でふと目についたマンホールが犬や猿を率いた桃太郎のデザインであることに感動して以来、マンホールを見かけては撮影する「ふた集め」をゆるゆる行っております。
▼これこれ
【ふた集めのメリット】
・「趣味は?」と聞かれたときひとまず興味を持ってもらえる
・収集癖が満たされる
・タダでたのしめる
・どんな辺鄙なとこでもたのしみを見いだせる(むしろ東京23区は同じデザインが多くあまりたのしくない)
・ちょっとやそっとじゃコンプリートできないためライフワークとして最適
・市の花や特産物、イベントなどその土地の知識を得られる
【デメリット】
・街中で立ち止まって撮影しているとちょっとあやしい
・撮影時、車や歩行者の通行の妨げとなる場合がある
ちらっと考えただけでこのメリットの多さ!
本題は結婚式の飾りをつくったよって話。
もちろん彼ともいろんなところにお出かけするたび蓋をゲットしていたので、一緒に行ったところを地図にして、蓋の写真を紹介しました。
【やったこと】
・黒板にチョークで日本地図を下書き。
・チョークをこすってうすくして、ソリッドマーカーで本番書き。
・下書きのチョークは水拭きして消す。
・建築模型で使う緑のもこもこ(ランドスポンジ)を接着剤で貼りつける。2人で行ったことのある都道府県は黄緑、まだ行ったことがないところは未開の地感を出すため濃い緑にしました。
・スマホdeチェキで撮りためたふた写真をスマホから現像。うまい具合に並べる。マスキングテープでぺたっと貼る。
・その他らくがきする。
▼できた
▼いちばんのおきにいり、桑名のはまぐりくん
ゲストの皆さんが興味あるかはさておき、今後も行ったとこが増えたら更新してたのしみたいなと思います。
ていうか結婚証明書だとか、絶対必要なものを放置してこんなのやってました。式の前々日に。
テスト前にやっちゃうお片付けみたいですね。人間の性でしょう。
※今日のように台風が迫っている時はマンホールにむやみに近づくのはやめましょう!
DIY沼にはまりゆく花嫁の話-サンキュータグ編
披露宴のお見送りのときに新郎新婦から渡すちょっとしたプチギフト。すっかり定番になってます。
これ、地味に迷いました。
他の人の式で何もらったかって、結構忘れてるんだけど。引き出物もあげてるんだし、もういーじゃんって気もするけど。
せっかくならちょっと気が利いたものがいいなーとか、重くなって負担になってもなーとかいろいろ検討した結果、
コラヴィータのオリーブオイルにしました。
実用的だし25mlでかなり軽いし割れたりしないしおしゃれっぽい。
しかもオリーブって「平和」の意味がある。ノアの箱舟に由来しているようなんですが、だいたいの願い事で「世界平和」を祈ってる私にはもってこい!
(み〜んな平和って、手っ取り早くすべて解決する願い事なんじゃないかと思っています。)
(ていうかiPhoneで平和って打ったらハトが葉っぱくわえてる絵文字でてきたんだけどこれってもしやオリーブか??)
あと、実をつけるために相性の良い木を寄り添わせて育てる方法があるようで、その様子から「夫婦の木」と呼ばれているみたい。
うーん、結婚式っぽい。ぽすぎるぞオリーブ。
ただ、この商品はとても小さいのでこれだけではちょいとさびしい。ていうわけでタグをつくりましょう。これまためっちゃアナログでつくりました。
【使ったもの】
○厚口トレーシングペーパー
○ペン
○麻ひも
○ソリッドマーカー
○穴あけパンチ
○はさみ
100均(キャンドゥ)の厚口トレーシングペーパーを買ったんですが、結構丈夫!7枚入だけど、1枚でたくさんタグがつくれます。エコノミー!
【やったこと】
・ソリッドマーカーで適当に葉っぱの枠を書く
・パンチでひもを通す穴をあける
・ペンでthank you、日付、2人の名前を書く
・切る
・麻ひもでボトルに結ぶ
こんな感じですね。原始的。
ペンは油性ペンなら書けるはず。黒の文字は水性のプロッキーで書きましたが少しはじくかも。
トレペも印刷できるみたいですが、紙とプリンターの種類にもよるようなのでびびって断念しました。
トレーシングペーパー、ただの紙よりちょっと特別感がでてよいです。透けてるってときめく。
でもこの葉っぱの形、オリーブじゃないだろ。
DIY沼にはまりゆく花嫁の話-芳名帳編
芳名帳とは?
出欠のため名前を書く紙たち。
以上。
しかしこれ、式場で買うと2000円3000円、平気でかかる。しかも中身がバラバラにできない場合は新郎側と新婦側で2冊必要だったりする。
んー、なんか癪だ。好きなデザインもあんまりないし。
てことで、描きました。
いろいろブログとかみたんだけど、アルバムに布貼ったりもなんか面倒。
で、とてもシンプルに、描きました。
【使ったもの】
○表紙・裏表紙になる板2枚(NTラシャボード)
○中身の紙10枚(黄身がかったタント紙)
○ひも
○中身を書くペン(プロッキー)
○表紙を書くペン(ソリッドマーカー)
○バインダー
紙については新宿の世界堂、ひもとバインダーは100均で購入しました。
はじめて使ってみたソリッドマーカーは、いろんな素材にチョークみたいに書ける油性ペン。やわらかい線と発色のよさにはまってしまったんだけど世界堂にも黒しかなかったので、ネットで注文しました。
デザインはいろいろ参考にしつつ適当に。最悪まっすぐな線が引いてあればよし!
私は50人くらいの式だったので6枚ほどすこしずつイラスト変えて手描きしましたが、1枚考えればコピーでも印刷でもいい。
お絵かきできたら板と紙をパンチで穴開けてひも通して完成です。新郎新婦で窓口が分かれているため、当日はばらしてバインダーではさんで使ってもらいました。
とまぁここまできてアレですが結局手間かかるしソリッドマーカー1本300以上したからコスパがいいかと言われたらたぶん悪い。
でもできあがるとちょっとうれしいんだな。
たのしかったけっこんしき
いきなりご無沙汰です。三日坊主にすらなれませんでした。ざんねん。
その間なにをやってたかって、結婚したり引越ししたりしてました。
結婚式って最高にこっぱずかしいイベントだ。
もともと主役になるのが苦手な質。いつだってだいたい傍観者としてへらへら生きてきました。そんな私にハナヨメなんていう大役が務まるのか非常に心配でした。
が、親のイベントでもあるしベイビーのこともあるしで、あんまり迷ってる時間はなく。
とにかく困った時のゼクシィ!どどんと購入し、相談カウンターでおねえさんに相談し、勢いに任せてことを進めました。
で、約3ヶ月の間に式場決めからなにから済ませることができました。やればできるもんだ。わたしが無職だからってのは大いにあるけど。
結果、最高にこっぱずかしい且つ最高にハッピーな1日になりまして、本当に決行できてよかった。このあほみたいな日記のタイトルが端的に表しております。
心配してたけど、別に主役だからどうってこともなかった。ドレス着てればいやでもでっかく見えるし手紙よんだり演出してもらえるし、おいしいごはんを提供すればみんな同窓会みたくくっちゃべっててくれる。全然大丈夫だった。
振り返ってみて、ゲストも我々新郎新婦も「あーたのしかった」と言える式。
これが当初からの目標でしたが、まさに今思い返してもそんなかんじ。
ただ、最初からわかってたけど最後の方はバタバタでしたね。当日までチョキチョキチョキチョキ…
無駄にやっちゃうD・I・Y!
せっかく準備したので、やってよかったなーと思ったものとか記録しようかなと思ってます。何らかの拍子にここにたどりついたひとに、ちょこっとでも参考になることがあればなぁと。自分がめっちゃ検索したからね。
ま、何はともあれ
あー楽しかった!
また結婚したい!
嘘です。もうしません。
ヒツジはどこにいるか
読んだ本の内容はすぐに忘れます。
昔から本を読むのは好きでした。
「おもしろかった」「 なんか良かった」ていうのは覚えてるんだけれど。
そんな中で、珍しく細部のことばを覚えている本がありました。
世界じゅうで親しまれている物語、
です。
だいぶ昔に読んでいたのですが、ふと手もとに置いておきたいと思い、図書券を使って買いました。10年程前に出版された訳でした。
物語がはじまってすぐ、目を疑いました。
「大蛇ボア」…!
わたしが知っている象を丸のみにする生き物は「ウワバミ」です。
これは、内藤濯氏による和訳でした。
もしかするとボアの方が的確に捉えられているのかもしれません。
しかし聞きなれない「ウワバミ」の響きは強烈で、得体の知れない恐ろしさがありました。
その他にも言いまわしで違和感がある部分があり、改めて内藤氏の訳が恋しくなるのでした(単なるノスタルジーなのか)。
あぁ、ブログ名「羊の木箱」の由来を書こうとしたのでした。
わたしが未年だからというのは後付けです。
星の王子さまは主人公にヒツジの絵を描くように懇願します。しかし、なかなか王子さまのお気に召すヒツジが描けません。
そこでとうとう主人公が描いたのが、ただの木箱でした。この中にヒツジはいるよって。
若干やけっぱちですが、ナイスなアイディア!
すると、王子さまはその木箱(の中にいるヒツジ)を見て喜びました。そのうち、寝ちゃった…、なんて言うのです。
王子さまには、ちゃんと見えているんです。
わたしはあと数ヶ月で母になる。
おなかの中のベイビーの顔は見えませんが、木箱の中の羊を見る目を、いつまでたっても持っていたいものです。